昨年、南インドの東海岸にあるチェンナイに行った際に、たまたまお休みがあり、インドの世界遺産のマハーバリプラム遺跡に行ってきました。マハーバリプラムはチェンナイの街から南へ60キロいったところにあります。
チェンナイのWestinホテルで、タクシー一台を借りて、世界遺産を回ってみました。
5月はとても暑いマハーバリプラム
インドのワニ園”マドラス・クロコダイル・バンク”
日本のバナナワニ園とそれほどの違いがありませんが、日本では見たことのないワニもいた気がします。
私はタクシーの運転手がぜひと言うので、行ってみましたが 、それほどお勧めでもありません。もし時間があって、ワニ好きであれば、楽しめるかもしれません。
マハーバリプラム近くのタイガーケーブ
ワニ園から少し行ったところにある、タイガーケーブと呼ばれる遺跡です。
洞穴のまわりに、トラの飾りがきれいに彫られてます。紀元後8世紀ごろに作られたとのことです。穴の中は人が立ってすっぽり埋まる寸法でした。
アルジュナの苦行
先ほどのタイガーケーブからさらに30分ほど、南に行った小高い岩山に、多数の貴重な遺跡が残っています。
このアルジュナの苦行が一番大きくて、幅27メートル、高さ9メートルの岩に彫られています。
こちらも7世紀に作られたと言われています。岩肌に細かな神様や動物などが彫られています。こちらは一見の価値があるかなと思います。
クリシュナのバターボール
先ほどのアルジュナの苦行を左に見て、さらに進んでいくと、クリシュナのバターボールがあります。
クリシュナ神の大好物バターボールに似ているため、クリシュナのバターボールと呼ばれています。とても大きい岩ですが、押しても全然動きません。少し前に象で動かそうとしてもダメだったようです。 ちょうど坂が下り始めるその手前にあり、 このような状態で止まっているのがとても不思議です。
5つの建物からなるファイブ・ラタ
こちらの建物も7世紀半ばに建てられたと言われています。実は一つの巨大な花崗岩から削り出されているとのこと、大きな彫刻です。もとは全体が砂に埋もれていたものを掘り出し、現在みられるような姿になったとのことです。南インドの寺院のプロトタイプと言われています。
とても美しい海岸寺院
こちらも8世紀初頭に作られた寺院で、世界遺産に1984年に登録されています。 海からの浸食を守るために防風林が植えられたとのことです。派手さはありませんが、素朴で静謐とした感じがありました。
中にはビシュヌ神が祀られており、旅の安全を祈願しました。
5月の後半に行ったのですが、とにかく暑かったです。40度近くありました。直接日差しに当たらないように気を付けましたが、あまり日差し除けもなく、帽子は必須です。お忘れなく!
それでは、ナマステ